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雑談<北アルプス冬期縦走号>

※本記事は自転車ネタは欠片も出てきません。


ニバリ記事でチラッと言っていたプライベートの話。
それは登山。小屋閉まいをした北アルプスの積雪期縦走。
当初の予定では埼玉クリテリウムの週末に現地の最新状況の確認と装備選択・パッキングをして週半ばから北アルプス南部縦走、そのまま移動して雄山登山。
それはさすがに時間が足りなくなったので連休初日を潰して準備をすることに。
今年は積雪が特別少なそうなのでワカンやスノーシューは持参せず。もしいるような状況に遭遇したら自身の判断を恥じながら撤退することに。
基本は冬季小屋を利用するが保険をかけてテントは持参。
酒や食料は多めに忍ばせてザック重量は23kg。冬装備にしては軽い方かな?
水曜日夜に貸し切り状態の高速バスで岐阜県は新穂高温泉へ。

11/10 5:30に到着。
オフシーズンの平日なので人はいない。
自身の呼吸音と土を踏み鳴らす音のみ。
度々出現する獣(クマかな?)の〇〇。
いつもは大賑わいのわさび平小屋も嘘のような静けさ。
ただただ清々しい。
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しばし歩いてトラウマの小池新道へ。

というのも、数年前に双六経由の穂高縦走を実行した際に、初日に熱中症(頭痛、吐き気、脱力感、両足の痙攣。後日調べたら重症度2の症状でした)にかかったのがこの小池新道。この時は自転車で培われた根性だけでテン場まで生き、救助要請という生き恥をさらす事態だけは避けれました。翌日は引き返していたら体調が少し良くなったので欲を出して笠ヶ岳にいって療養したので熱中症だけでなく、元々外れていた頭のネジの本数がさらに増えたようで。

まぁ、そんなことがあったのでオーバーペースにならないように超スローペースで。
途中の沢で熱中症対策、頂上で雪(水)の確保が出来ないことを考慮して3.5lを確保。
これで装備重量は26.5kg。流石に足が重い。
シシウドヶ原からは積雪がちらりほらり。
まぁ、アプローチシューズのままでも行けるレベルだったのでそのまま歩き続ける。
景勝地の鏡平で昼食、弓折乗越までスムーズに到着。少しは前回の悪夢を払拭できたかな
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ここからは積雪も深くなりアプローチシューズでは雪が侵入してくるが、半袖になるほど暑いし2kgのシューズに履き替えは面倒くさいし、ツボ足で行けば問題ない状況だったのでそのまま出発。
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汗をだらだらかきながら双六冬季小屋へ到着。水分確保できるだけの積雪はあったので一安心。
小屋が見えてきたあたりから風が強くなり体温がどんどん奪われていったので早々に小屋内へ避難。到着時刻14時頃。
着替えて、早めの夕食を食べてその他ゴソゴソしていると、いつの間にかアーベンロートの時刻!
急いで樅沢岳へ。そんな時に目の前にライチョウが!!急ぎたいが脅かすのはご法度なので困っていたが、あちらは一定の距離を保ってくれたのでしばし登山道をご一緒することに
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そしてギリギリ時間に間に合った!!しかし、ガスが薄くかかっていて色づきが悪い
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まぁ、山では仕方ないことなので写真もそこそこに帰宅。帰りでも同じ?ライチョウに出会い再び一定の距離を保ちながら登山道をご一緒することに

11/11
星空のためにと思いながらも無事寝坊して3時起床。
速攻で星空を撮ろうとするもこの日はほぼ新月。月が爛々と輝いていて星が全然見えない
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ならばモルゲンロートだ!!と小屋を4時過ぎに出発。
この日は冬靴G5 evoでスタート。
樅沢岳付近で槍方面を眺める。
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吹き溜まりや日陰は積雪、日当たりの良い箇所は地面が露出していてどこでアイゼンを装着するか迷いながら進む。結局左俣岳を下りたあたりで装着。
左俣岳からは積雪が多くなり今まであったトレースが風雪で消失してたり、吹き溜まりは膝あたりまでに。
GPSと地図を細目にチェックしながら時折ラッセル。コースタイムから大幅に遅れ始める。
急斜面の登坂中に水筒を落とす(なんとか救出)、ガレガレの崩れた登山道をアイゼンでヒヤヒヤしながら通過するも何とか千丈乗越に到着。
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ここで長めの休憩がてら体調と状況を確認してルートを最終決定。
一度下って飛騨沢ルートに変更か西鎌尾根ルートを続行するか。
ここまで緊張の連続で疲労はたまっていたが、体力は十分に余力あり・集中力も途切れていない・時間はたっぷりあったので西鎌尾根ルートを選択。
山荘直下の急斜面をクリアできるかドキドキ・ワクワクしながら出発。
のんびりブラブラしながら歩いていると問題の直下区間。滑り落ちたら数百メートル下で真っ赤な雪だるまの完成間違いなし。
雪面は太陽で腐ってグズグズ。ピッケルもアイゼンもいまいち不安な掛かり。キックステップで岩にぶつかりまっくて痺れる足。20kgオーバーの装備。
絶対に滑落しない気持ちを忘れずにひたすら「一歩、一歩♪」と口ずさみながら時間は気にせず登る。

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なんとか難関をクリアして一息つける場所へ。
そこからは傾斜も大人しくなり槍の穂先はまだかまだかと考えていればついに!
見えたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
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ここから槍ヶ岳山荘まではすぐで無事ゴール!!到着時刻14時過ぎ。コースタイム1:30の区間を約2:30にて。
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山荘付近には先客が3人ほどで久しぶりに人との出会い。
疲労困憊と久々の会話で口が全然動かないも少々世間話。
晴れている間に穂先に行こうか考えるも完全にガス欠なので先に温かいご飯をたらふく食べることに。
この日は槍ヶ岳冬季小屋にお世話になるもあまりの規模と清潔さに脱帽。
標高3000mの足場の狭いところにこんな設備を作ってくれた小屋関係者に感謝を感じながら利用させてもらいました。
しかもまさかの独り占め。槍ヶ岳は流石に他の利用者もいるだろうと思っていたので嬉しい誤算。
補給もできたので「さぁ登りに行くぞ!」と外に出てみればガスが出てるじゃないですか!!
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登るかどうか悩みましたがどんどん濃くなっていってたので、お楽しみは翌朝まで伸ばすことに。
槍ヶ岳周辺の夕暮れ時をボッチで満喫するのでした。
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夜は娯楽品で持ってきてた小説と酒を満喫しながら意識を手放していきました。

11/12
朝2時起床。
この日も星空を撮るために、珍しく寝坊せずに起床。
外はもちろん寒いが慣れれば大したことはない。ただ風が少し強く三脚が安定しずらい。
前日と変わらず月が頑張っているので星はいまいち。
左は槍ヶ岳、右は昨日歩いた西鎌尾根。
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1時間ほど撮影して小屋に戻り朝食(メニューはどん兵衛、チャーハン、パン、アルフォート、スポーツ羊羹)
4時過ぎから出発。気温が高いために雪が緩い。ので邪魔なアイゼンは途中でデポ。
ステップを作りながらのんびり登り、無事モルゲンロート前に登頂。
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陰キャのボッチは調子に乗ってダクソは太陽賛美のポーズと今回一番のお気に入り写真。
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アーベンロートは満喫できたので次に思考を占領したのは温泉と美味しい食事。
デポしたアイゼンを回収・装着、非常に珍しいであろう誰もいない穂先ルートを写真に収めながら小屋まで。
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パッキング完了後、最後に写真を撮り下山開始。
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飛騨沢経由で新穂高温泉へ。これが想像以上に怠く長く辛い道だった!
更には滝谷沢はツルツルの氷にコーティングされた華奢な角材一本で通過せねばならず、落ちればキンキンに冷えた川にダイブし、カメラも何もかもお陀仏。
この時が今回一番ハラハラドキドキした時間。
最後の最後でコテンパンになるも待ち焦がれた温泉に到着。
湯船で意識を失いかけながらも、次なる目的の食事。
メニューは下山中に考えて、かつ丼・山賊焼き・お焼き・ソフトクリーム。
しかし、入った食堂にどのメニューもない!どのメニューもない!!
泣きながらパスタを啜る。ならば松本駅まで行って食そう!!どの道高速バスに乗るために向かう予定ではあったし。
とプランを立てながら乗り継ぎ地の平湯温泉で時刻表を見ていると大阪直行の高速バスがあるじゃないか!しかも、時間はギリギリ間に合う。
急いで受付でチケットを購入し乗車。
こうして予定より大幅に速く帰宅でき、今回の山旅は終了しました。


あれ?かつ丼と山賊焼きとお焼きとソフトクリームは?





























服部産業株式会社
by hattorisports4 | 2022-12-03 15:00 | 平ぱ~兄さん日記
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